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片腕の少女ムス
2003年7月、ムスの信仰深い家族が自宅で午後のお祈りを終え、部屋を出ようとしたときに一発の砲弾が家を直撃した。ムスの両親、アルバートとファトゥは、気絶した幼少のブレッシングを抱き上げながら、立ちのぼる煙と埃のなかムスの悲鳴を聞いた。爆裂した砲弾の破片の一つが、最後に部屋をでようとしていたムスの右手を引き裂いていたのだ。
2005年シカゴ・トリビューン紙に掲載された私たちのムスの記事がきっかけで、
ムスは翌年、戦後新たに選出されたエレン・ジョンソン・サーリフ大統領に同行しシカゴを訪れ、大統領はリベリアの戦争被害や子供たちへの援助を訴えた。シカゴ滞在中、有志の人々の計らいで、ムスに義手が寄贈された。
copyright(c)Kuni Takahashi